人の作りしもの:神ならぬ浅知恵のなせる業なればなり:ベガロケットの蹉跌確認
(アリアンスペースは2021年初頭にベガの飛行復帰を目標としています)
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「誤解を招く指示と不十分な飛行前チェックにより、チームがランチャーの上段ステアリングシステムに誤って取り付けられたケーブルを見落とした」
「上段の推力ベクトル制御システムにケーブルを取り付ける手順は「少し解釈の余地がある」」
「マネージャーは、イタリアの組立ラインの将来のベガ上段の統合手順を書き直して、作業の実行方法に関するあいまいさを取り除きます。ベガの労働力のためのトレーニングの改善もあります。」
「品質管理エンジニアは発売前に画像を十分に分析していなかった」
「私たちは世界中でパンデミックの影響に苦しんでいます。私たちは検疫期間を越えて働き、人々は行き来しました」
全ての道はコロナに通ず、か・・・。
「とはいえ、それだけで失敗を正当化することはできません」
ま、そりゃそうだな。
「誰が手順自体を実行するかに関係なく、堅牢である必要がある手順が必要であることを正しく認識しました。」
ロケットは人が設計し、人が組み立て、人が飛ばす。
人が作りしものは、必ず瑕疵を含み、損傷し、摩耗し、劣化し、果てしなく壊れていく。
神の作りしものに還るその日まで。
ダイバーでもある浮沈子は、沈船が好きだ。
鋼鉄の船が海の底で朽ちていく姿は、人が作りしものが元の自然に還っていく姿そのものだからな。
船が海に浮かんでいるのは仮の姿、人が作った幻のようなものだ。
その生涯の大部分を、船は水底で過ごす。
浮かんでいた頃の夢を見つつ、色とりどりの魚たちのゆりかごとなりながら。
墜落したベガロケットの2段目(まあ、1段目も使い捨てだから大西洋の藻屑でしょうが)が、どうなったかは知らない。
「上段とその2つの衛星ペイロードは、南米のギアナ宇宙センターから北に向かって発射された後、北極海の大気圏に再突入した。」
燃え尽きてしまったのか、北極海に沈んだか・・・。
地球の一部から取り出された材料で作られたロケットは、再び地球の一部となるべく召されたのだろう。
人に見放されたロケットは、神に愛される。
「ベガロケットの製造および受け入れ手順における「堅牢性の欠如」が失敗につながった」
人がどれ程鋭意を尽くしても、その業から逃れることはできない。
さりとて、その業を背負って生き続けなければならないのが人というものかもしれない。
人は、神の作りしものの一部だ。
であれば、神とて完璧なものを作り得るわけではないということか(そういうことかあ?)。
今日は、妄想が激しく、フィットネスに行きそびれている。
昨日、午後の遅い時間に行ってきて、疲れが取れない状態だからな。
明日は水泳教室で、決まった時刻に行かなければならない。
今日は休んじまおうかな。
うん、浮沈子は、間違いなく神の作りし失敗作だ(断言!)。
ということにして、さて、飯でも食いに行こうかな・・・。
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