変異種:インド産変異種デルタ:英国の状況と世界の今後の見通し
(デルタ株 なぜイギリスでこれほど急拡大したのか)
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結論から書いてしまおう。
「変異株の流入を完全に阻止するのは無理」
「世界中で極力大勢にワクチンを打つのが最適解」
なぜそうなのかということが、延々と書いてある記事だ。
浮沈子的結論は明らかで、全世界にワクチンが行き渡ることは当分ないから、デルタは世界で大流行するということになる。
我が国では、チョロチョロと感染が拡大していて、東京都では累計で100人を超えた。
(東京都内 インドで確認の変異ウイルス 感染100人超える)
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「この変異ウイルスの感染が確認された人は都内で100人を超えて、あわせて103人になりました。」
確認された絶対数としては少ないけど、感染力が強いと言われているのでアルファを置き換えるのは時間の問題だな。
英国では、置き換えにかかった時間は2か月だ。
しかも、新規感染者数は、その間に2000人程度から10000人オーバーまで急拡大している。
英国では、既に多くの人がワクチンを接種しているが、それでもデルタのまん延を防ぐことはできなかった。
我が国でも急速にワクチン接種が進んでいるけど、英国の数分の1の規模に過ぎない。
加えて、よりによってこの時期に、大規模スポーツイベントを強行開催するという。
ありえねー・・・。
デルタさん、いらっしゃいだな。
一時期、1日の新規感染者が40万人を超えたインドの選手団もやってくる(現在は、5万人程度に激減)。
もちろん、全員ワクチンうって、出国前隔離もして、入国後も追加で隔離した上で、毎日PCR検査するなど万全を期して来日するようだが、既に全世界に拡散しているデルタを検疫で完全に排除することはできない。
アリの一穴・・・。
「世界でも有数の厳しい入国制限を敷いているオーストラリアでさえ、小規模ながらもすでにデルタ株の拡大を経験している」(初出のBBCの記事より)
武漢産(地域限定)→欧州産(世界的流行)→英国産(世界的流行)→インド産(?)。
その他にも、南ア産、ブラジル産、ペルー産など、地域流行している変異種はゴマンとある。
インド産が、一部の国限定になるとは思えない。
感染力が世界的流行となったアルファより高いことは、既に確認されているからな。
ワクチン接種との競争については、浮沈子は悲観的だ。
どこの国でも、ワクチンを接種しない人口は一定程度いるからな。
まして、世界の殆どの国では、ワクチンそのものの入手が困難だ。
先ごろ英国で行われたサミットでも、10億回分しか供給しないと明言されたからな(概ね5億人分)。
人類は、ざっくり80億人(丸め過ぎじゃね?)。
焼け石に水、新型コロナウイルスの流行にショボイワクチン接種。
一部の豊かな国々は、ワクチン接種によって流行の拡大を抑制することができるかも知れない(たぶん)。
英国だって、今のところ、新規感染者は1万人くらいで収まっている。
米国も、最近は1万人を大きく切るところまで下がっている。
それでも、デルタのリスクは大きい。
大規模スポーツイベントは、全世界にそのリスクを拡散するふ卵器となる。
我が国は恨まれるだろうな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(G7今夜開幕 ワクチン10億回分提供で合意へ 中国対抗のねらいも)
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