〓AI:MAI−1:二足の草鞋
2024-05-07


AI:MAI−1:二足の草鞋


(Microsoftが独自の大規模言語モデル「MAI-1」を開発中との報道、Google・OpenAI・AnthropicのAIモデルと競合可能なレベルとも)
[URL]

「Microsoftが独自の大規模言語モデル(LLM)「MAI-1」の開発に取り組んでいる」

「パラメーター数が5000億に到達することで、MAI-1はOpenAIのGPT-4と同等のパフォーマンスを発揮」

「MAI-1は、モバイルデバイス向けの「ローカルで実行される小規模なLLM」と「クラウドを活用した最先端のLLM」という2つのアプローチに焦点を当てたものである可能性」

ああ、アップルと同じだと、浮沈子も感じた。

「AppleもMicrosoftと同様に「ローカルで実行される小規模なLLM」と「クラウドを活用した最先端のLLM」という2つのアプローチを検討している」

まあ、この辺までは、ありがちな話で想定内なんだが、浮沈子的に気になったのは次のくだりだ。

「MAI-1をトレーニングするために、MicrosoftはNVIDIA製のGPUを備えた大規模なサーバークラスタを利用しており、GPT-4によって生成されたテキストやインターネット上から収集したさまざまなデータを利用している」

つまりだな、AI(ここでは、MAI-1)を教育するために、別のAI(ここでは、GPT-4)が生成したデータを使っている点だ。

もう、人間が作ったテキストだけでは足りなくなってきているということなわけだ(そういうことかあ?)。

AIがAIをトレーニングしている・・・。

我々はどこから来たのか
我々は何者なのか
我々はどこへ行くのか

(我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか)
[URL]

「本作を手掛ける直前のゴーギャンは愛娘アリーヌを亡くしたほか、家から立ち退きを余儀なくされ借金を抱えた上に健康状態も悪化するなど、失意のどん底にあった。実際に本作を描き上げた後に自殺を決意しており(未遂に終わる)、自身の画業の集大成と考え、様々な意味を持たせたと言われる」

「これは今まで私が描いてきた絵画を凌ぐものではないかもしれない。だが、私にはこれ以上の作品は描くことはできず、好きな作品と言ってもいい」(ポールゴーギャン)

「ゴーギャンは、11歳から16歳までオルレアン郊外のラ・シャペル=サン=メスマン神学校の学生であった。」

「デュパンルーは、神学校の生徒たちの心にキリスト教の教理問答を植え付け、その後の人生に正しい教義において霊的な影響を与えようと試みた。」(オルレアン司教フェリックス・デュパンルー:神学校の教師)

「この教理における3つの基本的な問答は「人間はどこから来たのか」、「どこへ行こうとするのか」、「人間はどうやって進歩していくのか」であった。」

「ゴーギャンは、後半生にキリスト教に対して猛反発するようになる」

「キリスト教教理問答は、ゴーギャンから離れることはなかった」

浮沈子が、この教理問答に基づくゴーギャンの作品を思い出したのは、将来、AIが「自我」を獲得した時(或いは人間によってそう見做された時)に、どう自問するかということを考えたからに他ないらない。

AIはどこからきたのか
AIは何者なのか
AIはどこへ行くのか

アップルもマイクロソフトも、エッジサイドのAIとクラウドサイドのAIの二極化に対応しようとしている。

(AppleがAIデータセンター向けの新しい専用チップを開発中との報道)

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[ノンセクション]

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