フラム2:有人極軌道飛行の意義
(史上初、地球を南北に回る有人宇宙飛行「フラム2」 - スペースXと大富豪が計画)
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「ミッション名のフラム2とは、ノルウェーの探検家フリチョフ・ナンセンが北極探検で搭乗したり、のちにロアール・アムンセンの南極探検にも使われたりした、探検船「フラム号」にちなんでいる。」
有人極軌道飛行が、どれ程の意義があるのかどうかは知らない。
複数のメディアが報じてはいるけど、浮沈子的にはただの(タダじゃないけど)民間宇宙飛行のバリエーションの一つに過ぎないと見ている。
「ミッションにかかる費用はワン氏がすべて支払ったものとみられるが、金額は明らかにされていない。」
まあ、どうでもいいんですが。
「現在は、ロシアがISSに続く独自の宇宙ステーション「ROS(Russian Orbital Station)」の建造を計画しており、実現すれば極軌道に打ち上げられることになっている。ISSとは異なり、地球全体を見られるため、ロシアはISSよりも優れた宇宙ステーションになると主張している。」
ロシアネタに強い鳥嶋さんらしい情報だが、浮沈子は初めて知った。
「早ければ2027年にも最初のモジュールの打ち上げが予定されているが、ウクライナ侵攻による資金の問題、また欧米などからの経済制裁の影響もあり、実現するかどうかは未知数」
まあ、そうだろうな。
こいつが上がっちまってからは、何の目新しさもなくなるからな。
極軌道の地球観測衛星(もちろん、無人)は、それこそ星の数ほど上がっている。
探検というのは、人間がそこに行くことによって成立する行為だ(無人だと探査になるのかあ?)。
生卵のような人間を、宇宙空間で安全に飛行させるのは容易ではない。
技術的難度は高いだろう。
地球に帰還させることだって、場合によっては簡単にはいかないことは、スターライナーが証明し続けているしな(そういうことかあ?)。
最近では、こんな話も出ている。
(NASAはアルテミスIIロケットを積載する前にオリオンの熱シールド問題を明確にしたい)
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「宇宙船は無事に着水し、もし宇宙飛行士が乗っていたら、彼らは無事だっただろう。しかし、回収された宇宙船の検査で、熱シールドの素材のくぼみがなくなっていたことがわかった。アヴコートと呼ばれる熱シールドの素材は、再突入時に制御された方法で侵食されるように設計されている。しかし、破片が熱シールドから落ち、穴のような空洞が残った。」
この問題を解決しない限り、アルテミス2は飛ばない。
解決策は以下の通りだ。
・その1:何もしない(アルテミス II ミッションのパイロットであるビクター・グローバー氏を含めた宇宙飛行士達を納得させないとな)。
・その2:再突入の軌道を変更する(ハードウェアはそのまま:熱シールドの保護に効果があるのかは未確認)。
・その3:熱シールドを交換する(早くても 2027 年まで延期)。
・その4:アルテミス計画を放棄する(そんなあ!)。
「現時点では (2025 年)9 月 25 日の打ち上げ日を依然として維持しています。」(NASAの探査システム開発担当副長官キャサリン・コーナー氏:ホントかあ?:<以下追加>参照)
米国の有人宇宙飛行は、決して安全な状態とは言えない(そうなのかあ?)。
原因不明の理由により、ISSへのクルードラゴンも延期されているしな(そういうことかあ?)。
打ち上げスケジュールが順調に見えるのは、ISSに接近しないクルードラゴン単独飛行だけだ(8月26日予定といわれるポラリスドーンを含む )。
フラム2の意義は、ハッキリ言って浮沈子にはピンとこない。
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