〓変異種:レプリコンワクチン:ワクチンが「感染」する!?
2024-10-19



「8日目がピークで、あとは下がり、2週間程で検出されなくなります。無制限に増えるわけではありません。」(マウスの実験:筋肉内のmRNAの量)

「ただし、mRNAの量は、従来のワクチンより多くなり、効果の持続期間も長くなると考えられます。その結果、従来のワクチンは3カ月ほどで予防効果が下がりますが、レプリコンはそれよりは長く効果が持続するのではと言われています。」

これは、大きなメリットだな(リアルワールドでの効果が明らかになるのはこれから)。

「身体の中でmRNAやスパイクタンパクが大量に増え、抗体(免疫)が過剰に作られることを心配される向きはありますが、仮に抗体(免疫)がたくさん出来ても、特に問題は無いレベルと考えられています。」

これも、臨床データが積み上がっていかないと分からないだろう。

「従来のワクチンも、レプリコンワクチンも、体内のmRNAやスパイクタンパクは、ごく微量ですが、呼気や唾液などを通じて体の外に排出される事も知られています。」

まあ、そうだろうな。

「今、懸念されているのは、「レプリコンワクチン接種者の体から排出されたmRNAやスパイクタンパクが、周囲の人にシェディング(感染)を生じ、その人たちの健康を損なうのでないか」ということです。」

シェディングというのは、伝播(でんぱ)という意味で、厳密には「感染」ではない。

が、スパイクタンパクはともかく、自己増殖能力を持ったmRNAが他の個体に取り込まれた場合、どのような反応を示すかはよく分かっていないようだ。

「量とか持続時間が違いますから、唾液などに出てくる状況なども、従来のものとは違うかもしれません。」

「ですが、それが他人に感染するとか、周りの人に害を及ぼすという可能性は極めて低いと思われ、科学的根拠もありません。」

やっぱ、それだって、症例が積み上がって初めて明らかになるんだろう。

この後の解説では、「自己増殖能力を持ったmRNA」の伝播の話はどこかに消えてしまって、「スパイクタンパクという一部のパーツ」の話だけになっているところが怪しい(そうなのかあ?)。

「レプリコンワクチンは新しい仕組みのワクチンですから、不安に感じられる方がいらっしゃることも理解できますし、無理からぬことです。」

「mRNAワクチンそのものに関しても、まだ多少の疑問が論じられていますから、この新しい仕組みのワクチンに関しては、やはり、その中長期の安全性や、有効性については、もう少し時間をかけて評価しないといけない部分も確かにあるとは思います。」

このあたりの言及には、一定の誠実さを感じる。

「重症化リスクの高い高齢者や持病のある方は、それぞれのワクチンについて、良い点、注意すべき点をしっかりと確認し、納得された上で、ワクチン接種を検討していただければと思います。」

玉虫色の予定調和で記事は終わっている(そういうことかあ?)。

初出の忽那教授は、もちっと、接種する側に寄り添った記事を書いている。

「結局、どのワクチンを、いつ打てばいいのか?」

特段の理由(副反応がきつくて、死にそうになった!?)がなければ、「これまで通りファイザーやモデルナのワクチンを接種することをお勧め」(第一三共もかあ?)。

「副反応が心配、あるいはこれまでにmRNAワクチンを打って副反応が強く出たという方は、組み換えタンパクワクチン」を検討(武田薬品工業)

「ただし、組み換えタンパクワクチンは有効性においてはmRNAワクチンよりも劣る可能性」

レプリコンワクチンは、ぶっちゃけ、非推奨だ(そうなのかあ?)。

接種時期についても言及している。

「なるべく早い時期に接種をして備えておくのが良い」

これらについては、あくまでも忽那教授の個人的見解だけどな。


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