スターシップ:IFT-6:どころじゃない話
(スターシップの"再突入"に注目 6回目飛行試験の見所を解説)
[URL]
「現地時間の11月19日16時(日本時間では11月20日7時)から打上げウインドウが始まります。」
明日朝か。
水泳教室行く前に観戦できるかもしれないな(ゲームじゃないって!)。
記事には「3行まとめ」機能があったので、それを引用しておく。
「3行まとめ
- SpaceXは新型宇宙船Starshipの開発を加速させており、11月19日に6回目の試験飛行を行う。今回の試験では、2段目スターシップの軌道上でのエンジン再点火や大気圏再突入時の耐熱性能などを検証する。
- Starshipは完全再使用を目指しており、5回目の試験では1段目ブースターの空中キャッチに成功するなど、開発は順調に進んでいる。
- Starshipは将来、月探査計画「アルテミス計画」の月着陸機としても利用される予定だが、開発の遅延や、SpaceXによる宇宙開発の寡占化などが懸念されている。」
うーん、3項目まとめだな。
・11月19日にStarshipの6回目の試験飛行
・完全再使用を目指した開発は順調
・最大の懸念はS社による急速な寡占化
浮沈子的にはこんなところか。
まあいい。
気になったのは、秋山さんが指摘した以下の点だ。
「ボーイングが開発するSLSロケットは、コストと時間の面で大きな足かせ」
「マスク氏の提案でSLS計画の中止などがあった上でSpaceXにNASAの打上げ事業が移行するようなことがあれば独占禁止の懸念が浮上することになる」
おいおい!。
穏やかじゃないなあ・・・。
「SLSは米国の既存宇宙産業の雇用を維持するという意味で議会が強くその実施を推進してきた計画ですから、中止案には激論が伴うことも予想」
「巨大プロジェクト全体からすればスターシップも「要素のひとつ」であるという点が見通しを難しくしています。」(巨大プロジェクト:アルテミス計画)
それを言うなら、SLSもまた「要素のひとつ」に過ぎない。
足かせとなっているSLSを中止させ、スターシップで置き換えようという話は初めて聞いた(べらぼーめ・・・)。
イーロンマスクは、トランプ政権における政府効率化の急先鋒だからな。
具体に何をどうするという話はこれからだろうけど、既にトランプ政権はテスラに有利な政策を取ると見られている。
(テスラ株7%高、米次期政権が自動運転車規制緩和目指す可能性で)
[URL]
「トランプ次期米大統領の政権移行チームが、自動運転車に関する連邦規制の制定を計画しているというブルームバーグの報道」
「統一された連邦規制によって承認プロセスは合理化され、テスラは完全自動運転(FSD)試験をより迅速に推進することが可能になるだろう」(キルター・シェビオットのアナリスト、マムタ・バレチャ氏)
打ち上げの度に40億ドルが吹っ飛ぶ話(SLS)を放置しておくとは思えないし、その金をスターシップに持ってこられれば大成功だ。
アルテミス2のスケジュール調整がビミョーな時期だからな。
一寸先は闇の宇宙開発。
もちろん、スターライナーなんて吹っ飛んじまうだろうな(政権交代で、ビルネルソンも辞めちまうしな)。
S社による業界の寡占化が、市場原理によって急速に進行することは間違いないけど、イーロンマスクの政権入りによって超光速で進むことになりかねない。
ワープだ!。
ボーイングは、民間宇宙事業から叩き出される(ISSはどーする!?)。
NASA幹部の半分はクビだろう(そんなあ!)。
共和党は、小さな政府を標榜しているからな。
セコメントをする