〓トランプ2.0:惑星探査の危機
2025-02-04


多様性を維持するのに、組織的制度的な取り組みは必要ないという考え方があるかも知れない。

それで問題が解決できなかったからこそ、そういった制度なり組織なりが作られてきた経緯もある。

いき過ぎじゃなかったのか?。

そういう議論は当初からある。

が、ナタでぶった切るような話とは異なる。

その影響が、NASAの事業そのものに及んでくるのではないかという懸念は杞憂かも知れない。

惑星科学関連の会議が中止されたり保留されたりしても、「惑星科学」そのものが否定されているわけじゃないからな。

が、しかし・・・。

外堀を埋めてから内堀、本丸と攻めていくのは城取りの常道だ。

本丸に攻め込まれないという保証はないだろう・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(新たな任命によりNASAにおけるスペースXの影響に対する懸念が高まる)
[URL]

「現在、連邦政府の他の多くの機関と同様に、NASA もトランプ政権の最初の激動の日々に混乱している。」

ジェフファウストだけじゃなく、エリックバーガーもNASAの変容に懸念を抱いている。

しかも、こっちは職員の多様性だけじゃなく、事業そのものへの影響だ。

「過去 2 週間で、暫定長官ジャネット ペトロの就任という形でリーダーシップが変わり、その就任は驚きだった。彼女の最初の行動は、多様性、公平性、包摂性、アクセシビリティに関する契約を撤回し、この命令に従わなかった者を「報告」するよう職員に指示することだった。」

「スペースXの創設者イーロン・マスクの行動がある。先週、マスクはNASAが宇宙飛行士を宇宙ステーションに「取り残した」と主張して疑念を植え付けた。」

「スペースXの長年の従業員であるマイケル・アルテンホーフェン氏が「NASA〓〓長官の上級顧問」としてNASAに加わった」

新たな上級顧問の就任以外は、既に報道もされ、それなりの反応が見られた。

NASAに多くの情報源を持つエリックバーガーは、その人脈を生かして落ち込むNASAの状況を肌で感じているようだ。

「今週末、私は全国各地のさまざまなセンターにいるNASAの情報源と話したりテキストメッセージを送ったりしたが、その圧倒的なメッセージは、NASAの士気が「途方もなく低い」ということだった。」

やれやれ・・・。

「宇宙機関の将来に関する噂が飛び交っている。」

・予算の30パーセント削減
・フィールドセンターの統合
・ワシントンDCからの本部移転
・アルテミス2号からの宇宙飛行士の撤退
・スペース・ローンチ・システム・ロケットのキャンセル

「これらの噂の多くには真実の核心がある」(情報筋)

もちろん、正式な決定はない。

うーん、どれもこれもありそうな話ばっかだな・・・。

それだけじゃない。

「今後数か月以内に何らかの解決を必要とする非常に現実的な政策上の問題」

・火星サンプルリターン計画
→最も可能性の高い結果は中止だ(爆!)。

・アルテミス計画
→既存のミッションをすべて廃止
→アルテミスIIとIIIをほぼそのまま飛行させる
→月面居住からの資源削減

・月面ゲートウェイ
→ゲートウェイは移動(軌道変更?)
→完全にキャンセル

・国際宇宙ステーション
→ISS の飛行期間を延長する
→商用代替手段への資金投入を加速する
→ギャップを受け入れる

・商業戦略
→機能する分野と機能しない分野を明確に特定する必要

MSRの中止というのは、かなり大胆な選択だが、現在検討されている方法では時間と金の浪費に違いない。

有人火星探査にフォーカスして、戦略を練り直すことになるだろう(人間が回収に行くのかあ?)。


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