欧州大戦争:ウクライナ戦線:対立の構図
(米ウクライナ首脳会談決裂、激しい口論 鉱物協定署名せず)
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「両首脳はウクライナの鉱物資源の権益に関する合意文書に署名する予定だったが、記者団の面前でロシアへの対応などを巡り厳しい言葉の応酬が相次ぎ、米当局者によるとゼレンスキー氏は合意文書に署名せず、ホワイトハウスを後にした。」
これは芝居なのかあ?。
余りに素人クサい状況に、浮沈子は驚いた。
首脳会談と言えば、事前に根回しを十分に行い、合意できることとできないことを峻別し、出来ることは思いっきり膨らまし、出来ないことは「今後も引き続き検討する」点で「合意」したことにするのが通例だ。
それさえもできなければ、そもそも首脳会談などは行わない。
米国政府は、今回のゼレンスキーの訪米に反対の立場だったようだ。
(「米国、ゼレンスキー大統領の訪米を直前に取り消し…マクロン大統領の仲裁で実現」)
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「仏外交筋によると、ゼレンスキー大統領は26日、米政府から「トランプ大統領に会いに来るべきでない」というメッセージを受けた。」
「これに対しゼレンスキー大統領はマクロン大統領に電話をして支援を要請し、マクロン大統領がトランプ大統領と直接電話をしてゼレンスキー大統領の訪問を受け入れるよう説得」
その挙句の果ての喧嘩別れということなわけで、まあ、首脳外交というより子供の喧嘩みたいなもんだ。
やれやれ・・・。
その意味では、今回の状況がファンダメンタルを反映したものではなく、表層の現象に留まることは間違いない。
ウクライナが、米国の支援なしにロシアと対峙することは不可能だし、差し出すものがない以上、言いなりになるしかないことは変わらない。
マクロンは、この機に乗じて欧州における存在感を高めようとしているけど、それは、まあ、政治的ポジショニングの話で、欧州が束になって支援したとしても、米国抜きのウクライナ支援の限界は変わらない。
ゼレンスキーは揺さぶりを掛けるために直接対決したんだろうが、この暴挙(!)が吉と出るかどうかは分からない。
マクロンも、首脳会談を斡旋した手前、ゼレンスキーの対応を歓迎したとは思えない。
それとも、こうなることを織り込んで、自らの駒として動かしたのかも(そうなのかあ?)。
まあいい。
一寸先は闇の国際政治だが、さざ波に過ぎない2人の衝突をよそに、米ロの関係改善は着々と進んでいる。
中露の引き離しを画策する米国のグランドデザインは健在だ。
ウクライナ紛争の停止も、ロシアがこれ以上中国との関係にのめりこむことを抑止する位置づけだからな。
そこから何らかの直接的見返り(資源やノーベル平和賞?)を得ようというのは、些末にすぎない。
浮沈子は、欧州自体が餌になっていると見ているけど、ロシアが食いつくかどうかはまだ分からない。
が、食いついてくれば、逆に中露の連帯を強化する事態になりかねないからな。
下手の妄想、休むに似たり・・・。
しかし、2年後(2027年)に迫っている台湾併合に向けた動きを考えると、ロシアと欧州がドンパチ始めることは米国にとって短期的に悪いことじゃないかも知れない。
中露が束になって台湾併合を政治的軍事的に強行するよりは、ロシアにとっての2正面作戦になるからな。
そう考えると、欧州と東アジアで同時にドンパチする可能性は高いかも知れない。
米国には、もちろん、これらに直接同時に対応する能力はないから、中露の思惑通り、すんなりと解決するだろう(東欧はロシアの勢力圏、台湾は中国に併合)。
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