〓中東情勢:B2:GBU-57 &or B61-11
2025-06-22


中東情勢:B2:GBU-57 &or B61-11


(「トランプ大統領、バンカーバスターの性能に確信持てず」…イラン核施設攻撃に躊躇)
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「イランのフォルドゥ核施設への攻撃を躊躇する理由 
「地下60メートルを貫通」GBU-57、実戦投入されたことはなく 
米軍のステルス機B-2からのみ投下可能…直接参戦の負担 
「戦術核を使わなければ、完全勝利は不可能」内部でブリーフィングも」

ちょっとヤバ過ぎる話だが、今朝のニュースはさらにヤバい!。

(米B2爆撃機、グアムに移動 イラン攻撃に参加か)
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「米軍が戦略爆撃機B2を本土から太平洋の米領グアムに移動させた」(ロイター報道)

「報道によると、グアムに移動したB2は複数だが、米当局者は何機か明言しなかった。」

「巨大なバンカーバスターを搭載できるのはB2のみ。」

搭載されていると思われるバンカーバスターについては、N社が記事を上げている。

(【Q&A】バンカーバスターとはどんな爆弾?使用の可能性は?)
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「現在アメリカが持っている最新型の「GBU−57」は、およそ60メートルの深さまで到達できるとされている。」

それじゃあ、完全破壊は不可能だから、戦術核を使おうという話が出て来る(そうなのかあ?)。

(B61 (核爆弾))
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「サブタイプのうち、1997年に開発されたB61 Mod 11は、地中貫通爆弾の一種である。B61 Mod 7を基に開発され、高張力鋼で構成されている。投下後、地中に数m貫入し、その後に核爆発を起こして地下施設を破壊する。」

核爆弾とあるけど、数mの貫入だからな(貫通力:2 m - 8 m)。

初出の引用では、両者を組み合わせた運用が検討されたとある。

「フォルドゥ施設を完全破壊するためには、米国が従来型の爆弾を落とした後に戦術核兵器をB-2戦略爆撃機で投下することによって、完全破壊が保障されるというシナリオが報告された。このような評価は、GBU-57を試験した米国防総省傘下の組織の国防脅威削減局(DTRA)が出した。」

もちろん、B2は、全部搭載できる(従来型の爆弾、GBU-57、B61 Mod 11)。

グアムのアンダーセンには、全部持ってってるに違いない(未確認)。

グアムから出すのか、インド洋のディエゴガルシアを使うのかは不明だ。

(英、米のイラン攻撃支援検討 インド洋の基地使用も 報道)
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「英軍筋の話では、米軍はディエゴガルシア島の基地を作戦のための「中継地点」として使用したい意向」

空中給油で繋いでもいいけど、作戦が複雑化してリスクも高まる。

「攻撃時にはインド洋チャゴス諸島のディエゴガルシア島にある軍事基地が重要な役割を果たすとされ、運用権を有する英国が使用を許可する案が浮上」

戦術核は使われるだろうか?。

それとも、バンカーバスターでの中途半端な攻撃に終わるのか。

そもそも、米国の参戦はあるのか。

「トランプ大統領は、戦術核兵器の使用は考慮しておらず、ピート・ヘグセス国防長官とダン・ケイン統合参謀本部議長は、ホワイトハウスの作戦指令室でのブリーフィングで、そのような可能性すら報告されなかった」(初出のハンギョレ新聞の記事:元ネタはガーディアン)。

技術的な問題(バンカーバスターの場合は、命中精度の問題もあるらしい)や、政治選択の問題(B61 Mod 11は、なんたってれっきとした核爆弾だからな)で、米国は揺れている。


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