中東情勢:真夜中の鉄槌:米国の参戦
(アメリカ イランの3つの核施設攻撃 イランは報復する可能性)
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「アメリカ軍はイランの3つの主要な核施設を標的とした大規模な精密攻撃を行った。われわれの目的はイランの核濃縮能力の破壊と、世界最大のテロ支援国家がもたらす核の脅威を阻止することだった。私は世界に対して、この攻撃が軍事的に見事な成功を収めたことを報告できる」(アメリカのトランプ大統領)
久しぶりに日曜日のフィットネスで、プールで軽く流して身体を目覚めさせ、数日前から再開した有酸素運動のクロストレーナーに乗って、テレビ(これが、たまに映らなかったりするんですが:見てたのはNHK)を点けたら、いきなり上記の生中継が出ていた(途端に、心拍数が増加したぜ!)。
やっちまったな・・・。
浮沈子は、ギリギリでトランプが回避すると見てたんだが、例によって大外れだ。
情報も多少錯綜しており、グアム経由と見られていた攻撃はホワイトマン空軍基地からの直行で、数回の空中給油を受ける30時間以上の連続飛行とか、爆撃を行ったB2の機数も6機とか7機とかブレがある。
投下された爆弾やミサイルの数にもブレがある。
「アメリカのFOXニュースは、フォルドゥの核施設への攻撃でバンカーバスターが6発使われたと伝えています。また、CNNテレビはアメリカ当局者の話として、フォルドゥの核施設に対して使われたバンカーバスターは12発だったとしていて、6機のB2ステルス戦略爆撃機によって投下されたと伝えています。」
使用されたのはバンカーバスター(GBU-57/B)とトマホーク(潜水艦発射:詳細不明)で、B61-11は使われなかったようだ。
(イランの核施設攻撃、米国はバンカーバスター14発とトマホーク30発を使用)
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「バンカーバスター6発とトマホーク30発」(FOX News)
「7機のB-2がバンカーバスターを14発投下し、潜水艦がトマホーク30発で攻撃した」(CNNやNew York Times)
爆撃の効果については、地下の秘密の軍事施設(イランは違うって言ってますけど)ということもあり、すぐには分からない。
場合によっては、年単位の時間が必要になる可能性もある。
まあ、もちろん、トランプは壊滅させたと言ってるけどな。
当てにはならない。
軍事的な成果とは別に、政治的な成果は明白だ。
イランは窮地に陥り、イスラエルは留飲を下げ、米国は中東の泥沼に入り込んだ。
それだけは間違いない。
これは、米国の戦争だ。
米国が始め、軍隊を派遣し、兵士を投入して行った(今んとこ、空からだけですけど)。
おっと、潜水艦もあったか。
まあいい。
イスラエルとの連係プレイも見事だ。
潜入した地上部隊が防空戦力を叩き、空からの攻撃と併せて制空権を奪取、ミサイル発射台を空爆して反撃力を削ぎ、指導者層も様々な手段で殺害された。
そうして、下地を整えたところで米軍がアットーテキ戦力で参戦する。
地球の反対側から7機のステルス爆撃機で、1個13トンもある爆弾を14発(いすれも報道されている最大値)を運んで投下するなんて芸当が出来るのは、地球上で米国だけだ。
我々は、21世紀におけるパワーオブバランスの現実を見せつけられている。
核を持たない国が、核大国の意向に逆らうとどういう目に合うか。
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