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スーパー・バイオ・コンポジット
とりあえず、PCCBの画像を出しているが、ブレーキの話は別の機会に譲る。
(ポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ(PCCB))
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瀬戸物のローターを挟んで止めるわけだが、目の玉が飛び出るような値段である。
(【ポルシェ純正】 911 ポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ(PCCB) ターボ PORSCHE Tequipment ポルシェデザイン )
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特別価格 3,242,400円 (税込) 送料別・・・!。
クルマの値段かと思った・・・。
本題に入る。
コンポジットというのは、複合材料のことで、セラミックや合金などもその仲間である。よく使われるのは、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)などの、繊維+樹脂のコンポジットである。
材料の中に均一に複合化されているというところが、ハイブリッドとは違うところだ。
クルマのボディでいえば、カーボンモノコック(コンポジット)とアルミチューブフレームのハイブリッドボディ、などという感じになる。
均一と書いたが、最近の材料工学の流行は傾斜機能材料である。
(傾斜機能材料:間接ではなく、関節でしょ?)
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特に注目されるのは、生体機能材料である。
(生体材料)
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自動車のボディが、エヴァンゲリオンの腕のように、自分で再生する時代が来る可能性だってある。傷や凹みがドライヤーで元に戻るなんてレベルじゃなくって、材料をそばに置いておくと、夜中に合体吸収して朝には直っているという、オカルト的な修理方法が可能になるかもしれない(見ていると、気持ち悪いかも)。
そもそも、現代の自動車は、モノコックシャシー(内骨格)とボディ外皮(外骨格)によるハイブリッド構造である。それぞれの部分ごとに、強度や重量、コストを最適化した材料を使い分けている。
生体機能材料を応用して、その材料組成を連続的に変化させることが出来れば、理想のボディができるのではないか。
ボンネットの重量や素材の組成、厚みまでも部分部分で異なるようなイメージである(色さえも・・・)。
そんな面倒くさいこと出来るわけないじゃん!。
いえいえ、生体機能材料には、遺伝子という便利な設計図があるのですよ。
今や、人間の全遺伝子の配列は、たった1日で決定できる時代になっている(一昔前は、全人類の叡智を傾けて、10年計画でしたなあ!)。
(飛躍的に進むDNA解析技術開発)
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クルマのボンネットの構造を再現する遺伝子配列を設計する位は、そのうち朝飯前になるだろう。
セラミックと金属と樹脂と消炭を粉にして、人工合成したDNAを良く混ぜて粘土板みたいに薄く伸ばしておく(たぶんお湯をかけてフタをして)。と、あーら不思議、グニュグニュ動いて3分後には、ボンネットが出来上がる。
画期的なのは、出来上がったやつを、2つに割って、また材料と一緒にしておくと、同じものが2つ出来る。それを、2つに割って、材料と置いておくと4つになり、8つになり、これをたった23回繰り返すと、8388608台になって、昨年のトヨタグループ(ダイハツ、日野を含む)の全世界での生産台数を超える。
たった69分で、今年の生産計画は達成ですな。
(トヨタの自動車生産台数:7,858,091台:2011年)
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