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海猿はつらいよ
海猿4を観た(ネタバレ注意!)。
予定調和、思ったとおりの展開と結末。
ランディングギアが降りてないから着水させる、というあり得ない判断から、この物語は佳境に入っていく(というか、「架空」に入っていく)。
ところで、羽田沖の水深って、60メートルもあったっけ?。
(海図第W87号 東京湾至犬吠埼(一部分))
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せいぜい17m位じゃない?。
胴体が真っ二つになるジャンボとか、V字型になって沈んでいく姿とか、絵になる映像なら、浮力なんてどうでもいいって感じ・・・。
まあ、フジテレビですから・・・。
百歩譲って、たった60メートルまで潜るのに、ウエイトベルト3本も巻くかあ!?(BC着けてないのに、泳力だけで浮上できるのか)。
大深度潜水とウエイトって、全然関係ないじゃん?。
伊藤英明は、ダイブマスター持ってるのに、何にも言わなかったのかなあ。
海上保安庁全面協力で、特殊救難隊も出てくるのに、こんなことでいいのだろうか。
最後に遺体回収ということで、他の救難隊員に減圧ステージを設置する命令を出したようだが、そんなもんはどこにも無かった。
命令、守れよ!。
クウキなんか吸って、60メートルにあんなに長く(たぶん10分以上)いたのに、夜の帳が降りる前に減圧が終了するのは、きっと純酸素吸わせていたに違いないが、違反じゃね?。
そもそも、吉岡が、水深60メートルで、純酸素吸って生きてる方が奇跡である(絶対圧で7です。絶対、痙攣するって!)。
機長の救助のときに、フルフェイスマスクが出てくるのは○(たぶん、ダイブウエイズ)。
ダイビングの経験がなく、時に意識を失う要救助者の水中での呼吸には必須である。
人命救助に必要なのは、スキルと冷静な判断力と、「適切な器材」である(握りこぶしじゃなくて)。
例によって、恋愛を描くのに不器用な脚本は、今回は、両親の離婚経験と自身の離婚(バツイチ)のトラウマに悩むキャビンアテンダントと、シリアスな吉岡(似合わないんだな、これが)のプロポーズでキマリ。
(海猿4)
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しかし、私は不覚にも涙を流し、荘厳なBGMと共に感動に震え、レイトショー1200円とポップコーン、カロリーゼロのコーラ(Lサイズ)、アイスクリーム代に見合った満足感(食いすぎじゃね?)を得ることができた。
「男はつらいよ」と「海猿」は、いつ観てもいい!。笑い(突っ込み)と涙と爽快感が心地よい。これで最後だなんていわないで、仙崎の息子が成長して、CCR着けて水深200m位でレスキューするストーリーで登場するまで、ギネス更新で是非続けていただきたい(全作、絶対観ます)。
(男はつらいよ)
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全49作というので、あと45作でタイである。
ガンバレ!。
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