中性浮力など
2015-11-10


中性浮力など


パラオに行って、中性浮力とトリムとフィンワークが重要というのを再認識した。

(3題話)
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今朝、久しぶりにグアムの3DAのブログを見たら(久しぶりで、済みません!)、中性浮力について解説していた。

(ダイビングスキルのコツ(4) 〓 中性浮力)
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PADIのスペシャルティには、PPB(ピーク・パフォーマンス・ボイヤンシー)というのがあって、ウエイトの調整とか呼吸など、中性浮力の維持に必要な要素を教える。

ああ、もちろん、有料!。

ビジネスに長けたPADIのことだから、通常のメニューとは切り離して教える。

というか、それだけ習得に手間暇掛かり、教え甲斐もある。

身に着ければ、ダイビングが楽しくなること請け合いだな。

インストラクターになっても、浮沈子は苦手だ(もちろん、スキルトレーニングはパスしてますが)。

まずは、適正ウエイトについて、知っておく必要がある。

(ダイビングスキルのコツ(2) ‐適正ウエイト)
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浮沈子は、どこで潜る時でも、ログブックの最初の日の欄に、その時のスーツ、装備、タンク、ウエイトなどを必ず記載する(本来なら、体重も書いておくのがいい)。

次回来た時に、非常に参考になる。

「アルミシリンダーで言うとLUXFER製とCATALINA製では少なくとも2ポンド(約0.9キロ)変えないといけないわけです。グアムのダイビングサービスではこの2種類が混ざっていることが多いので、ダイバー各自が確認しなければいけない場合もあります。たった1キロの違いがダイビング中の中性浮力の取りやすさ・ガス消費量・疲労度などに大きく影響するのです。」

ちなみに、重いほうがCATALINA製。

LUXFER製も、ロットによって重いのもある。

「お勧めは、BCDの空気を完全に抜いて息を大きく吸った時に目からおでこぐらいのラインで水面に浮いているぐらいがちょうどかなと。そうすると、息を大きく吐くとゆっくりと潜降することが可能なはずです。」

うーん、まあ、こんな感じかな。

大体のダイバーは、オーバーウエイトで潜っている。

沈むのには楽だが、水中で動き辛い。

オープンサーキットの場合、肺の浮力をコントロールして何とかするという芸もあるが、浮沈子に言わせると、それは邪道だ。

適正ウエイトを見つけて、BCでこまめに調整するのが正しい。

タンクの空気の重さの調整は、浮上の際の呼吸を普通にして中性浮力が取れるのが理想だ。

空のタンクを装着して、ちゃんと沈めなければ吹上を食う。

満タンのタンクで、息を吸った状態で調整するという上田さんの方法は、それを意識している。

まあ、肺活量にもよるんですけどね。

淡水、海水の違いも考慮しなければならない。

適正ウエイトとそのバランスを取れれば、中性浮力の9割は終わったも同然だ。

ということは、これがいい加減だと、中性浮力なんて取れない。

オーバーウエイトで、BCに空気入れて潜れば、確かに浮力と重力がバランスしているという意味での「中性浮力」には違いないが、ダイビングでいうところの中性浮力とは異なる。

「グアムのような常夏の場所でラッシュガードだけで潜るような場合、適正ウエイトがとれているとBCDを使ってのダイビング中の浮力調整は殆ど要らない。」

もちろん、実際には腹腔内の空気が圧縮されて、生身の人間の浮力が変わる(浮沈子とか、だいぶ変わりますな)ので、深度にもよるが、水底ではBCへの吸気が必要になる。

となると、さらに深く行ったらBCへの給気が必要になり、浅くなれば排気が必要になる。


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[CCR]

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