禺画像]
ダブルウィッシュボーン
(ダブルウィッシュボーン式サスペンション)
[URL]
「上下一対のアームでタイヤを支持するもので、レーシングカーや高級スポーツカーに多用されている。」
そのうち、月面車というのも、多用車種に入るかもしれない。
アポロの月面車は、ポルシェの設計によるといわれる(未確認)。
このページに、取説が出ている。
(Apollo 17 LRV Technical Information)
[URL]
よく見ると、前後輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションであるのみならず、4輪操舵システムであることも分かる。
インホイールモーター式の電気自動車で、銀亜鉛電池(シルバー・ジンク・バッテリーズとある)で回す。
電動ステアリングだが、ブレーキはドラム式だ(資料ページの9ページ最後に記述あり)。
この資料、夢中になって読んでしまった。
さらに詳細な資料は、このページで見ることが出来る。
(Lunar Roving Vehicle Systems Handbook: Apollo 17, LRV-3, MSC Flight Control Division, MSC 06474, 2 October 1972)
[URL]
サスペンションの詳細、ブレーキシステム、ステアリングシステムについても、設計図が出ている。
4輪操舵システムは、なかなか凝った仕掛けになっている(内輪差とかも、ちゃんと考慮している)。
こっちは、後で、ちゃんと読もう。
で、気になった記事はこれ。
(アウディの月面探査ローバー、打ち上げを前に最終テストに臨む)
[URL]
「ついに探査ローバー「ルナ・クワトロ」の開発が完了」
画像を見ると、片持ちハブが付いているサスペンションは、ダブルウィッシュボーンだ。
こんな落ちも付いている。
「このミッションが成功すれば、探査車が撮影した「3Dで360度のパノラマ画像」が届くことになり、1972年にアポロ17号が月面に到着した際に使用し、現在も月面に放置されている探査車の様子が明らかになるだろう。なぜならコンテストで指定されている着地点は、このアポロ17号が到着した地点に程近い場所だからだ。」
まあ、クワトロシステムであることは言うまでもないだろうが、たぶん、電気モーターだろうな。
「電気を動力とする4輪駆動で、これをアウディは自社の技術に準え「e-tron」と「クワトロ」と呼んでいる。」
笑っちゃうぜ!。
「アウディが支援するパートタイム・サイエンティストのチームは、「ALINA(アリナ)」と呼ばれるランディング・モジュール(着陸船)に2台のルナ・クワトロを載せ、月面に到着させる予定だ。」
2台体制というのが、なかなか狙ってる感じだ。
ボーイングの下請けで、44年も前に月面車を送り込んでいたポルシェにしてみれば、今さら何だという感じだろうな。
(Audi Mission to the Moon 〓 Mission Statement:動画出ます)
[URL]
いくつか動画は上がっている。
月面車といっても、ちっこいプラモデルのようなクルマだ。
アポロの時は、宇宙飛行士2人も乗せて、資料採集も行うというミッションだった。
民間企業が、宣伝と賞金目当てでチャレンジする時代だ。
国家の威信をかけて、湯水の如く金をつぎ込んだ時代とは違う。
世界は変わり、平和の中で宇宙競争が行われるようになった。
結構な話だ。
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