さらば静止軌道?
2018-02-18


さらば静止軌道?


大量の低軌道衛星をばらまいて、世界中を網で覆うように配置し、相互に通信させて通信インフラを構築しようという話が現実になってきている。

今までは、大企業(通信、放送会社含む)が静止衛星のトランスポンダー(中継器)を使って行うだけだったが、これからは世界中の末端ユーザーが、衛星通信を自由に使えるようになる(金さえ払えば)。

インターネットに繋がる人口が飛躍的に増えて、商機も広がるんだろうが、それ以上に、ますます通信と放送の垣根が低くなる気がするな。

我が国では、それほどの影響はないかもしれないが、世界中で見れば、その効果は絶大だ。

ピザボックスくらいのアンテナを立てる(置く?)ことさえできれば、南極だろうが、砂漠の真ん中だろうが、太平洋上の船の中だろうが、世界中とつながる。

それも、個人が負担できる金額で、だれもが使える。

静止軌道に人工衛星を置いて、限られた通信能力で、超え難い光速に縛られながら、数秒の遅延を我慢しつつ使用する時代は終わりに近づいているのかもしれない。

そんな状況を生み出しているのは、宇宙空間へのアクセス手段が豊富になってきたからだろう。

通信インフラとして考えた時に、たった1機の静止衛星がコケたら全滅するというのはぜい弱だ(まあ、数百機くらいあるようですけど)。

(Satbeams:Home>Satellites>Status=Active:本日現在、359機活動中)
[URL]

インターネットは、もともと、スター型のネットワークの結節点が壊れても、別ルートでの通信に自動で切り替えられ、通信網の残存性を高くするために考え出されたものだ(うーん、やや正確性を欠くか・・・)。

(ARPANET:設計目的についての誤解)
[URL]

「わが国(米国)にある大規模で強力な研究用コンピュータの数が限られていて、それらを使いたいと思っている研究者の多くは地理的に離れたところにいるという我々の欲求不満が出発点である。」

必要は、発明の母だな(ハハ・・・)。

低軌道を回るインターネット衛星の仕組みは良く知らないが(そもそも、大規模なのはこれからだし)、一度に数百機(!)壊れても、サービスに影響がないように設計されるだろう(そうなのかあ?)。

地上の通信拠点も、百単位以上で整備されるだろうしな。

冗長性は十分だろう。

やられるとしたら、ウイルスとか、ハッキングで、システムを乗っ取られるくらいか(浮沈子は、そういうことはしませんし、できませんので念のため)。

エンドユーザーが、安心して使えるインフラになって欲しいもんだが、そうなると静止軌道上の通信、放送衛星(気象衛星とかも?)無用になるんじゃないのか。

地上のインターネットでは、既にストリーミング放送が始まっているし、文字通りワールドワイドで繋がるインフラが出来れば、それで全部賄えてしまうんじゃないか。

もちろん、一気に進むわけじゃないだろうけど、予想以上に短期間に変わってしまうかもしれない。

使い勝手が良ければ、既存の通信会社が、バックボーンとして衛星を使うようになるかも。

地域のアンテナから、光回線ではなく、いきなり衛星に飛ばす。

定量的に検討していないけれど、現在のインターネットのトラフィックと、放送されている電波のトラフィックくらいは、楽勝でカバーできてしまうのではないか。

建物の中、地下街、水中など、空が見えない特殊な場所については、それなりの対策が必要だろうが、それらは既に個別の通信インフラが整いつつある。


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[宇宙]

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