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地球低軌道はどのくらい低いか
LEO(地球低軌道)については、ちゃんとした定義がある。
(低軌道)
[URL]
「地球を回る低軌道を地球低軌道 (low Earth orbit、LEO) と言う。LEOは、地球表面からの高度2,000km以下」
中軌道の上限(36000km)が、概ね静止軌道高度(高度35,786キロメートル)であるのに対して、低軌道の上限が2000kmというのは、人為的に(つまり、テキトーに)決められた感じがするな(未確認)。
地球の半径は6371kmくらいだから、表面から2000km離れれば、まあ、なんとなく離れている感じがするかも知れない(半径の3分の1弱)。
簡単のため、地球の大きさとして直径12.7cmの円を描くと、そこから2cm離れたところを飛ぶことになる。
ISSとかは、もっと低い。
400km位のところを飛んでいるから、4mm離れたところということになる。
400kmといえば、東京から名古屋まで(新東名で353.6km)よりもまだ遠いから、日常生活感覚では相当な距離だが、宇宙では微々たるもんだ。
人類は、この半世紀、そこから先へは行っていない。
この縮尺(1億分の1)でいえば、月は3.8m、今年最接近した際の火星が575.9m(遠いなあ)、太陽が1.5kmということになる。
最近話題のリュウグウは、今のところ、3kmくらい離れていることになる(実際の距離は3億km)。
まあ、地球の引力を振り切って宇宙空間に飛び出してしまえば、あとは真空中を飛んでいるわけだから、慣性で飛行するなり、テキトーに加速していればいいわけで、距離は時間が解決する(そうなのかあ?)。
最近は、惑星などの運動エネルギーを少しだけいただいて加速するスイングバイも流行ってるしな。
それにしても、火星は遠い。
そんなところに人類を送り込もうとしているわけで、それが、どれだけ途方もない話かが分かるというものだ。
4mmと575.9mだからな。
遠日点(1.666AU)で離れた時には、4km位になるしな。
べらぼうめ・・・。
ちなみに、人類が送り出した人工物のうち、最も遠くに到達しているボイジャー1号は、浮沈子の推計で、およそ210km(実際には、210億km)くらい先を飛んでいて、毎年5km(実際には、5億km)位ずつ離れている。
最も近い恒星であるプロキシマ・ケンタウリまでは、想像もつかない距離があるとだけ言っておこう。
(プロキシマ・ケンタウリ)
[URL]
「距離:4.246 ± 0.006 光年」
40万km(実際には40兆km)以上の彼方だ。
換算したって、意味がないような気がするんだがな。
まあ、どうでもいいんですが。
恒星間探査機を飛ばすということが、どれだけベラボーな話か分かるというものだ。
人類が、他の恒星系に移り住むなどということが、与太話に過ぎないということは、このことからも明らかだな。
浮沈子的には、月や火星だって、与太話だと考えている。
ちなみに、4mmに過ぎないISSだって、そこに住んでいる人はいない。
通常は、せいぜい半年くらいで交代して、一時滞在しているだけ。
人間は、宇宙空間で生きるようにできていないわけだからな。
まあいい。
地球低軌道の話が、とんでもなく遠い話になってしまった。
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