NGL改めオメガだってさ
(ブルー・オリジンら3社、米空軍と20億ドル規模の打上げ機契約)
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「今回の契約は、打上げシステムのプロトタイプを開発するというものです。」
「具体的なロケットとしてはブルー・オリジンが「ニュー・グレン」、ノースロップ・グラマンが「オメガ」、ULAが「ヴァルカン」を開発・・・」
「なお、米スペースXは今回の契約には含まれていません。」
って、スペースXは、もう出来てるからいいわけだな(そうなのかあ?)。
ニューグレンやバルカンに交じって、オメガという聞いたこともないロケットが出てきた。
それって、なーに?。
(Omega (rocket))
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「In May 2016, Orbital ATK revealed their plans for the Next Generation Launcher, including the configuration and the intended business case.」(2016年5月、Orbital ATKは、構成と予定されているビジネスケースを含め、次世代ランチャーの計画を明らかにしました。:自動翻訳のまま:以下、同じ)
「2018年4月、Orbital ATKは、次世代ランチャーがOmegaと命名されたことを発表しました。」
ははあ、Next Generation Launcher(NGL)ってのが、オメガに名前を変えたというわけだ。
NGLって、どっかで聞いたような気がするなあ・・・。
(NGL)
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「2017年9月18日、ノースロップ・グラマンに負債を含め92億ドルで買収されることが発表された」
なるほどね。
ようやく話が繋がったわけだ。
本番の開発までの金づるを掴んだわけで、まずは目出度しというところかな。
ノースロップグラマンといえば、ズーマを作って打ち上げたところだ(スペースXは、とんだとばっちりだったがな)。
表向きは打ち上げに失敗したように装い、極秘にステルス衛星を運用している怪しい会社だ(そうなのかあ?)。
オービタルATKは、もちろん、老舗の固体ロケット屋だ。
ブースター、1段目、2段目までは、自前で賄い、オメガの3段目は、最新のプラットアンドホイットニーエアロダイン製RL-10C-5-1エンジンを使うことにしているようだ。
自在に組み合わせて、同一のアビオニクスを使って、使い捨てのリーズナブルなロケットに仕立て上げる。
開発コストも安くなり、枯れた技術(何たって、元々いにしえのスペースシャトルのSRBですから)で信頼性を確保する。
精密なコントロールが求められる一番難しいところは、他社の吊るしのロケットを買ってくればいい(そうなのかあ?)。
やれやれ・・・。
NDLの記事でも書いたが、空軍は、このロケットを完全な当て馬として考えてるんだろう。
「今回の契約は3タイプの国内打上げシステムの開発を促進し、2つの安全保障打上げサービスの将来的な獲得を可能にするものである」
ブルーオリジンかULAがこけた時の保険だな。
しかし、意外に本命になるかも知れない。
(BE-4)
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「現在ではユナイテッド・ローンチ・アライアンス (ULA) 社のアトラスVの後継機であるヴァルカンにも使用が予定されている。」
このエンジンに問題が起これば、両方ともコケるわけだからな。
その時は、オメガと今回仲間外れになったスペースXが、未来の空軍の打ち上げを担うことになる。
卵は、違うバスケットの中に、ちゃんと入れてあるわけだ。
我が国のように、三菱がこけたら宇宙開発が全面的に止まるなどということはない(石播はブースターに毛が生えたロケットしか作ってないしな)。
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