水泳教室で水泳教育を考える
2019-06-12


水泳教室で水泳教育を考える


今日は初級水泳教室の日。

体験レッスンの方が参加された。

体験だからな。

もちろん、初めての水泳教室だ。

しかし・・・。

初めのうちは、顔を水に浸けることにさえ抵抗があるようで、泳げないとか、そういう次元の話ではない。

お風呂で、潜水ごっことかやらなかったんだろうか?(ちなみに、潜水「艦」ごっこではないので念のため:女の子は、分かんなくていいです!)。

まあ、どうでもいいんですが。

おねーさんせんせは、そんな超初心者と浮沈子のような中級に片足突っ込んでいる生徒を同時に教える。

上手いものだ・・・。

だが、考えてみれば、学校教育の中で体育の時間に、水泳とかやらなかったのかが気になる。

(小学校学習指導要領解説
体育編
平成20年6月
文部科学省)
[URL]

「「D水遊び」,「D浮く・泳ぐ運動」及び「D水泳」の指導については,適切な水泳場の確保が困難な場合にはこれらを取り扱わないことができる」

「「D水遊び」,「D浮く・泳ぐ運動」及び「D水泳」を扱わないことのできる条件としては,学校及びその近くに公営のプール等の適切な水泳場がない場合があげられる。」(いずれも資料ページで88ページ)

なるほど・・・。

この学習指導要領が適用になっている時代は、少なくとも水泳系の授業を受けずに大人になってしまうことがあるわけだ(潜水ごっこは別ですが)。

まあいい。

殆ど全く泳げない人を見るのは、浮沈子にとっては驚きの体験だ。

世界には、おそらく何億人といる泳げない人々のことを考えれば、年中泳げるスイミングプールで、毎週水泳教室に参加している浮沈子のような人間は、希少な存在に違いない。

考えてみれば、珍しいのは泳げる人間の方だったりするかも知れない。

ダイビングの話の中で、泳げなくてもダイビングは出来るというのはよく聞く。

ホントかどうかは別として、レスキューとか考えれば、泳げた方がいいに決まっている。

よく似た話に、シュノーケリングが出来るかどうかというのもある。

浮沈子は、未だに苦手で、講習の機会があれば可能な限り参加して練習を続けている。

水中で呼吸せずに、息こらえして潜るのが性に合わない。

ジャックナイフが上手く出来るかとか、フィンワークが華麗かどうかとか、そういう話ではなく、水中で息を止めるのが苦手だ。

そのくせ、水泳では、水面で呼吸するのが苦手と来ている。

やれやれ・・・。

初めは、顔を水に浸けることにさえ抵抗を感じているような状況だったが、1時間経って終わる頃には、おねーさんせんせが手を引いて、少し浮いていられるようになったようだ。

水泳を初めての方に教えるメソッドを、垣間見させていただいた。

人間は、水に浮く葦である(そうなのかあ?)。

えーと、今日の初級教室は、今月3回のクロールの初回。

クロールのキックで気を付けること3つ。

・太ももから動かすこと(自転車こぎにならない)
・縦に蹴る幅は、自分の身体の厚みくらい(意外に小さい!:大きいと、推進の抵抗になってしまう)
・足首を柔らかく使う(これができると、足が攣らなくなるらしい)

来週は、このキックの基本を踏まえて手の掻きを付けていくわけだな。

どーせ、来週になれば、ケロッと忘れちまうに決まってるけどな。

そんなもんを覚えていられるくらいなら、とっくに中級教室に鞍替えしてるはずだからな。

もたもたしていると、今日、体験で来られた方の方が上手くなっちまって、追い越されちまうかもしれないけどな。


続きを読む

[ノンセクション]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット