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セコく稼いで大胆に投資:意外に堅実なスペースXの商売
従来使い捨てにしていたブースター(1段目)やフェアリングを回収して再使用し、一度に60機もの折り畳み衛星をぶん投げ放出して低軌道にぶちまけ、衛星の推進力で配置軌道まで上げるという掟破りのセコさ満載のスペースXが、さらにさらにセコいことをやり出すという・・・。
(SpaceX Starlinkが来月、ライドシェア機能のデビューを開始)
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「それぞれが約115 kg(約250ポンド)の重さで、大型ミニ冷蔵庫とほぼ同じサイズのPlanetは、3つのSkySat画像衛星がSpaceXの9回目の専用Starlink打ち上げで飛行」
記事では来月になると見切っているけど、予定では今月末の打ち上げだ。
「同社のStarlinkライドシェアが技術的な観点からどのように機能するかは不明」
「小さい衛星とその配備者がスターリンクスタックの下部にある三角形の隙間に収まる可能性はわずかにありますが、惑星の比較的大きな(小衛星の規模で)スカイサットが限られたスペースに収まるとは考えられません。」
うーん、どうやって詰め込むんだろう?。
「フェアリングの上部にある大きな円錐セクションが未使用」
リリースとか、どうするんだろうな(一緒にぶん回し投入かあ?)。
「SpaceXが独自の展開の問題をどのように解決したかを見るのは興味深い」
そこでやめるかよ!?。
まあいい。
スカイサットは、ライドシェアで2機をファルコン9で上げている。
それ以前は、ミノタウロス(6機纏めて)とかベガ(4機纏めて)で上げている(インドのPSLVに相乗りしたことも)。
(SkySat 3, ..., 21 (SkySat C1, ..., 19))
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「軌道:500 km SSO」
おっと、極軌道じゃん!(追加参照)。
これじゃあ、一緒にぶん投げるわけにはいかない。
スターリンクと別々に、軌道を変えてから投入する必要がある。
なんか、裏技があるんだろうか?。
このスターリンク8からは、日傘付き「VisorSat」になるといわれている。
(SpaceXが来月Starlinkの打ち上げで衛星減光サンシェードをデビューさせる)
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「このバイザーは、打ち上げ時にシャーシ上に平らに置き、ファルコン9から衛星を分離するときに展開します。バイザーは、光がアンテナに到達するのを完全にブロックすることにより、光が拡散アンテナから反射するのを防ぎます。」
「6月の打ち上げ以降、スターリンクの衛星にはすべてサンバイザーが搭載される予定」
この時点では、スターリンク8は5月の打ち上げ予定だからな。
その際に、何機がバイザーサットになっているかは不明だ。
「これにより、黒色の塗料による熱の問題が回避され、すべての光が白色の拡散アンテナに到達するのを防ぐため、DarkSatよりも暗いと予想されます」
評価テスト段階のようだから、全部じゃないかもしれないな(未確認)。
この記事自体は、天文学コミュニティへの売り込みとして、このブログでも既に取り上げている。
(日傘と宇宙望遠鏡の怪しい関係:宇宙ビジネスの正しい展開方法をS社に学ぶ?)
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「仮に、黒色塗装やサンシェードの効果が限られていたとしても、問題に積極的に取り組む姿勢を見せることで「お客様」に好印象を売ることができる(そういうことかあ?)。」
まあ、どうでもいいんですが。
せこく稼いで大胆に投資する。
その投資が、後で大きな稼ぎに繋がるというわけだ。
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