無症候性キャリアからの感染者は59パーセント:米国CDCの研究者が公表:隠し続けてきたその実態が白日の下に
2021-01-09


無症候性キャリアからの感染者は59パーセント:米国CDCの研究者が公表:隠し続けてきたその実態が白日の下に


何の気なしにニュースを拾っていたら、とんでもない記述にぶち当たった。

(米コロナ死者、1日で4000人超 変異種確認は8州に拡大)
[URL]

「7日の1日あたり死者数は4033人」

我が国の新型コロナによる死者累計が4000人を超えた(4035人だそうです:クルーズ船13人含む)と大騒ぎしている中、米国では「1日で」4000人超が亡くなっているわけで、彼我の差におどろくばかりだ・・・。

と、与太ブログに書こうと思ってたんだが、この記事の中には爆弾が仕掛けてあった。

「米疾病対策センター(CDC)の研究チームは7日、新型コロナ感染者の半数以上は、無症状の感染者からうつったとするリポートを公表した。一定のモデルによる推計で、感染者の実例を基にした研究ではないが、ウイルス拡散を防ぐことの難しさを改めて示している。」

CDCのページを検索したんだが、何処にもそれらしきネタはない。

どっかに何か書いていないかと思って、ニュース記事を丹念に読んだらヒントがあった。

(症状のない人はCOVID症例の60%近くに広がるとCDCの研究は発見しました:研究は、多くの人々が彼らの症状に基づいて彼らが伝染性であることを知らないであろうことを示しています)
[URL]

「木曜日にJAMANetwork Openで公開されたモデルは、前症候性、無症候性、および症候性の個人によるウイルスの拡散を評価しました。」

さっそく調べる・・・。

(COVID-19症状のない人からのSARS-CoV-2感染)
[URL]

「すべての感染の59%が無症候性感染によるもので、35%が発症前の個人から、24%が症状を発症したことがない個人からのものでした。」

ビンゴだな!。

発症2日前くらいが感染のピークということは分かっている。

しかし、おそらく、完全に無症状のまま推移した感染者からの再感染は、それほど多くないと見積もられていた。

24パーセント(ほぼ4人に1人)というのは、実にショッキングな数字だ。

「症候性COVID-19の人の特定と隔離に加えて、感染拡大を効果的に管理するには、症状のない感染者からの感染リスクを減らす必要があります。」

「安全で効果的なワクチンが利用可能になり広く使用されるまで、マスクの着用、手指衛生、社会的距離、病気でない人々の戦略的検査などの対策がCOVID-19の蔓延を遅らせるための基礎となることを示唆しています。」

病気でない人々に対する戦略的検査って、何?。

「既知の症例にさらされている人(例:コンタクトトレーシング)や他の人にさらされるリスクが高い人(例:集合施設のスタッフ、頻繁に接触する人)など、病気ではない人の戦略的テストによって補完することもできます。公衆と)。」

感染者や濃厚接触者とコンタクトする人々や、ハイリスク集団(高齢者施設など)のスタッフに対して、発症の有無にかかわらず、片っ端からPCRに掛けろということか。

ワクチンが出回り始めた現在、そういうヤバイ立場の人たちについては、PCRよりワクチン接種を進めるべきなんだろうな。

無症候性キャリアの最大の集団は、学校に通っている子供たちだ(たぶん)。

米国では、野外キャンプで大規模な集団感染も起こしている。

彼らの間で発症したものは僅かだ。

つーことは、無症候性キャリアの間での感染が繰り返されたということになる。

今回の研究は、既にあるデータをグリグリして推計したものだ。


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[ノンセクション]

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