こんなものいらない:封印
(木星の衛星エウロパを調査する探査機「エウロパ・クリッパー」に搭載されるプレートに何が刻まれているのかNASAが解説)
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「比較的化学的に安定しており融点も高いタンタル製で、大きさは18cm×28cm。」
「角の丸い三角形であり、周辺に複数の穴」
「宇宙放射線から電子機器を守る格納庫の開口部の封印」
「プレート周辺にある穴は、開口部に取り付けるため」
一応、機能部品ということなわけだ。
「プレートの一方の面には、さまざまな波形が刻み込まれています。」
・中央にあるアメリカ手話で「水」を指す記号
・世界103の言語で「水」を指す言葉が波形として刻まれている
水ねえ・・・。
「もう一方の面には、人物の肖像や詩、図像などが刻まれています。」
・ドレイク方程式
・1420〜1662MHzの無線周波数帯を表す放射線
・ロナルド・グローリー氏(惑星科学者)の肖像
・エイダ・リモン氏の詩
・メッセージボトルをイメージした図像
・260万人以上の名前が彫られたシリコンマイクロチップ
「エウロパ・クリッパーの格納庫プレートの内容とデザインには、意味が込められています。このプレートは科学・技術・教育・芸術・数学など、人類が宇宙で提供できる最高のものを組み合わせたものです。あらゆる生命体にとって必要不可欠な水を通したつながりというメッセージは、私たちが探検しようとしている神秘的な海の世界(エウロパ内部の海)と地球の結びつきを完璧に物語っています」(NASAの惑星科学部門ディレクターを務めるロリ・グレイズ氏)
ジェット推進研究所で組み立て中のようだ(春にフロリダに出荷されるもよう)。
太陽電池はフロリダで取り付けられるようだ。
「2024年10月に打ち上げられる予定」
打ち上げは、ファルコンヘビーで行われ、火星と地球スイングバイ1回ずつ(計2回)で、約6年(5.5年)掛かって木星圏に到着することになっている。
(NASA、木星の衛星エウロパに向かうメッセージのデザインを公開)
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「エウロパ クリッパーは木星の周回を開始し、エウロパに 49 回接近する予定」
おっと、ウィキの英語版(本文)では44回(一部45回との記述も)、探査機のテンプレートでは45回となっている。
まあ、本家であるJPLのページなんだから、49回になったんだろう(未確認)。
「電子機器は、木星の厳しい放射線から機器を守るために設計された巨大な金属製の保管庫に保管されています。記念プレートは金庫室の開口部を封鎖します。」
単純にエウロパ周回軌道を取るのではなく、木星を回りながら接近を繰り返すという軌道を選んだのも、放射線の影響を軽減できるからという話のようだ。
(ヨーロッパクリッパー)
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「軌道 45」(テンプレート)
「エウロパに宇宙船を送る計画は当初、エウロパ・オービターや木星氷衛星オービターなどのプロジェクトで考案され、宇宙船がエウロパの周回軌道に投入されることになっていた。しかし、エウロパ軌道にある木星の磁気圏からの放射線の悪影響のため、代わりに木星の周りの楕円軌道に探査機を投入し、月に44回接近する方が安全であると決定されました。」
「2030 年 4 月にヨーロッパに到着するまで、2025 年 2 月に火星から、2026 年 12 月に地球から重力補助を使用する予定です。」
「エウロパ クリッパーの目的は、エウロパを探索し、その居住可能性を調査し、将来のエウロパ ランダーの着陸場所の選択を支援することです。」
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