〓スターシップ:IFT-8:IFT-8の繰り返しだな
2025-03-07


禺画像]
<以下追加>ーーーーーーーーーー

(ニューグレンは1段目を失いスターシップは2段目を失う)
[URL]

「ビデオの画面に表示された燃料系のテレメトリーデータを見ると、エンジンが停止し始めてから液体酸素の消費量が少なくなり、液体メタンとの差が拡大していることが確認できる(画像参照)。」

画像は過去記事の画像のこと。

で、今回のビデオを見返してみると、同様に、エンジンの停止後の酸素消費量に低下がみられる。

やっぱ、屋根裏に漏出している感じだ(ポンプで加速されないので、盛れている方が消費が少ない?)。

ちなみに、浮沈子が見た映像はこちらから。

(GO! - SpaceX - Starship - Suborbital Test Flight 8 - OLP-A - Starbase Texas - March 6, 2025)
[URL]

開始点は、S社の宣伝映像のスタートから(t=481sの数字は開始からの秒数のようだ)。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(スペースX「スターシップ」打ち上げ連続失敗、火星計画に暗雲)
[URL]

「しかし今回で打ち上げ失敗は8回目となった。」

浮沈子は、S社の打ち上げについてはキビシー評価をする方だけど、ここまで断言はしない(5回目とかは、まあまあ成功と言ってもいいんじゃね?)。

ロイターのJoey Roulette記者の評価は厳しい。

「同社は声明で、スターシップの後部セクションで発生したエネルギーの急激な放出が原因で複数のエンジンが停止したと指摘した。「この結果、姿勢制御ができなくなり、最終的にスターシップとの通信が途絶えた」と説明した。」

この記事で、S社は「エネルギーの急激な放出」(=爆発)が起こったと認めている。

記事にリンクしている動画には、木っ端微塵になった2段目の破片が夕暮れの空をかすめて飛び去って行く姿が映っている。

あーあ・・・。

<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー

念のために、録画しておいた前回の動画と見比べた。

(Booster Caught- Starship Loss - SpaceX - Test Flight 7 - OLP-A - Starbase Texas - January 16, 2025)
[URL]

エンジンの一つが消えてからテレメトリーが消失するまでの時間を見てみた。

<前回>
エンジン停止:T+7分39秒
テレメトリー消失:T+8分25秒
ーーーーーーーーーーーーーー
経過時間:00分46秒間

<今回>
エンジン停止:T+8分04秒
テレメトリー消失:T+9分32秒
ーーーーーーーーーーーーーー
経過時間:01分28秒間(=88秒間)

うーん、倍近い時間だな・・・。

もう一つの違いは、機体の回転の有無だ。

前回は、殆ど回転していないが、今回はぐるんぐるん回っちまってる。

漏れ出した酸素が、どこか1方向から勢いよく噴出したのかも知れない。

前回は均等に漏れ出た可能性もある。

今回の回転がセンサーの故障などでないことは、映像や燃料計の読み値が急激な変化を示していることで確認できる(前回は回転している映像はないし、テレメトリーの姿勢画像や推進剤の読み値も安定している)。

2段目の推進剤タンクの配置は、上部に液化メタン、下部に液体酸素で、この構成は変わっていないが、配管系は変えているようだ。

テレメトリーで推進剤が片減り(メタンが早い)していることから、前回と同じく配管破断による漏れと思われるけど、全く異なる原因の可能性は、現時点では排除できない。

データの解析を待つしかない。

理由は分からないが、異常な回転があったことは気になる。


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